当院は特殊疾患病棟を持ち、多くの難病患者様の受け入れを行ってきました。
従来は特殊疾患60床、医療療養病棟40床で病棟編成を行ってきましたが、令和4年9月より特殊疾患病棟70床、医療療養病棟30床の病棟再編成を行い、特殊疾患病棟10床を増床することとなりました。
特殊疾患の受け入れの主な疾患としては、ALS、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、意識障害、人工呼吸器装着患者等となっています。
在宅や近隣の医療機関より入院を受け入れ、特殊疾患病棟としての歩みを続ける中で、近年はベッド待ちをして頂く事が多くなり、スムーズな受け入れが出来ない事がありました。その為、このたび増床を行う事となりました。
これは当院が、難病受け入れの病院として、地域の皆さま、近隣の医療機関様に広く認知して頂いたものと考えております。今後もスムーズな受け入れを行うため、更に満足いただける治療、看護、介護が提供出来る様頑張っていきたいと思っています。

入院受け入れに際しては、難病治療をされながら、自宅療養をされている患者様には、ご家族、ご本人のレスパイト（休息）、リハビリ目的での入院も勧めております。また、在宅生活が困難になった患者様には長期入院の受け入れもしております。患者様の病状や家族背景の変化により様々な受け入れ態勢を取っており、事前にソーシャルワーカーの面談により相談もお受けできるようにしています。

病棟は、治療の場でもありますが、長期入院の患者様には、生活の場でもあります。
ストレスを最小限に快適に過ごして頂く事を目的に院内では様々なレクレーションを企画しております。また、看護職員には、看護ケアの知識、技術の向上を図る事は勿論ですが、患者様の心身の痛みに共感できる優しさ、コミュニケーション能力の向上を図る事を目指して、院内教育に力を入れています。

職員の「働き方改革」に於いては、職場環境を整えること、安心した職場である事を目指しています。年代別、家族背景の変化によりライフワークバランスを考慮した勤務体制に力を入れています。中途採用者が多く様々な経験を積んだ職員、年代、性別が集まった職場ですが、何でも話し合える職場、意見を出せる職場を目指しています。

誠意・笑顔・思いやりの看護

１．患者様の人格の尊重、満足していただける看護を実践します。

２．事故のない安全な看護を提供します。

３．医療チームの一員として自覚を持ち、他の職種及び地域と協働します。

４．病院の健全経営に貢献します。

1 . 患者様に質の高い看護を提供します。

2 . やりがいの感じられる職場環境を作ります。

3 . 看護実践に活かせる研修に取り組みます。

4 . 職業倫理を理解し行動する。

5 . 信頼される接遇マナーを身につけ、身だしなみを整える。