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福岡県北九州市小倉南区津田5丁目1−5
当院ではフォーカスチャーティング方式の記録を行なっています。
患者様の日々の記録をフォーカスで記載することで病状や変化を時系列で把握することが出来ます。私たちのケアの充実や病態把握のためにさらに充実させていきたいと思っています。
記録委員会では看護記録の充実をはかり、看護の質の向上を目的に活動しています。 今年度は看護記録マニュアル・記載基準の見直しを行っています。また、標準看護計画の修正や新規作成を行ない、看護がみえる記録となる様取り組んでいます。より良い看護ケアの提供につながるように日々努めています。
当院では「抑制廃止宣言」を掲げ身体拘束、抑制廃止を重要な取り組みの一つとしております。患者様の人権を尊重し、抑制廃止を実践しております。
これまでの老人医療では、治療のためには「しばる」こともやむを得ないこととしてきた経緯があります。しかし、「しばる」ことは、身体、精神の両面で大きな影響を与えます。身体的には、皮膚が傷ついたり、関節のこわばり、衰弱しやすくなることもあります。精神的には、自尊心を傷つけられることで、不安や絶望感などを感じるようになります。抑制(しばる)により、本来、人が持っている自然治癒力を弱めることになりかねません。
あさひ松本病院では、患者さんの適切な健康管理、療養生活、個人の人権を敬うケアを目指し、質の高いケアが提供できるよう、抑制廃止に向けて努力しています。「しばらないケア」にあたり、患者様の安全には、最善の注意を払っていますが、病状や環境の変化、認知症状の悪化により、転倒などの予期しない事故が発生することが考えられます。また、チューブや呼吸器外しなど生命に直結する事故を防いでいくために、一時的に抑制を実施しなければならない状況もあります。安全な療養生活の確保と「しばらないケア」に対するご理解とご協力をいただき、抑制廃止ゼロに向けて取り組んでいます。
1、当院では褥瘡対策委員会が設置されており、褥瘡予防に重点を置いた活動を行っています。早期にリスクを把握し、原因を取り除くことを一番の目標として取り組み「褥瘡をつくらない」事をモットーにしています。褥瘡は発生させない、また発生しても早めの対処を行い、早期に治癒させることが委員会の大事な役割であると思っています。予防的活動の柱となる活動として、月1回のアセスメントシートを記入し、患者個々の褥瘡リスクを点数化するようにしています。その中で仙骨部の圧測定、ズレ力の測定(数か月に1回)を実施し、ポジショニングの工夫や除圧対策に活かす様にしています。
2、病棟では月1回の体重測定の実施をしています。体重管理は栄養状態、褥瘡の危険リスクにおいてとても大事な項目です。
3、栄養評価を血液検査データ−の項目分を3ヶ月、6か月 1年ごとに栄養評価を実施しています。血液データーよりHb、Alb、T−P等の栄養に関する検査値の確認を行い、低栄養予防のチェックを行っています。データーを踏まえて週1回の病棟での栄養カンファレンス、褥瘡対策カンファレンスの中で話合うようにしています。
4、年2回褥瘡関連の基礎学習やリスク要因に関して再学習を行ったり、褥瘡に関する知識、技術の向上を目的に研修を実施しています。
5、3ヶ月毎のマット定数チェックと年1回のエアマットの点検を行い(業者依頼)マットの新規購入の検討やクッションなどの必要備品の購入を検討しています。患者様に必要なマットや備品が行渡る様、日頃から備品の点検、数量のチェックを行っています。
6、各病棟の褥瘡部員は2名を選抜し、正看護師は褥瘡診療計画書の作成、1人は体重、血液データー(栄養評価項目)の入力を行っています。
7、褥瘡部員は褥瘡対策に関しての、情報の発信、予防に関してのアドバイス、部会、委員会と病棟をリンクする役割を担っています。
昨年は、半年以上院内褥瘡ゼロを達成しています。今年度も予防的観点で活動を実施してゆきたいと思います。
看護部業務委員会は、看護・介護業務に関する検討を行ない、質の向上と業務の効率化・標準化を図り、総合的な看護・介護提供体制の整備・改善を行うことを目的としています。
活動内容としては、「看護業務手順」の改正・作成の実施を行なっており、各委員会とも相談を行いながら、業務に関して各委員会との調整・相談も行っています。
その他、定期的に人工呼吸器・除細動器に関することや、新しい医療機器が導入された場合。また、基本的な援助であるオムツ交換などについての勉強会など、他の委員会や看護・介護部に依頼されたマニュアル作成や研修を行っています。
そして、各病棟に「業務委員会ご意見ボックス」を設置して、常に現場で働くスタッフの声を聞き、業務改善を通して看護・介護の質や、患者様へのサービス向上に努めています。
カニューレ交換業務
当委員会では、認知症の患者様や認知症状のある患者様を対象に看護計画やそれに伴うケアの実施状況をチェックし、修正や変更を行っています。
当院では認知症ケア加算2を取得しており、対象者に対しては各病棟の委員会メンバーと共に毎月ラウンドを行い患者状態やケアの内容・看護計画の妥当性を検討し、必要時は修正・変更の指導を行っています。また、認知症の病態やケアについての勉強会を行い、知識と技術の向上に努めています。
レクリエーション委員会は、介護助手が中心にケアマネージャー1名、病棟助手6名、通所リハビリ介護福祉士2名で活動しています。
長期化した入院生活や日々変化のない療養生活に、季節感を感じてもらい楽しいひと時を味わっていただけるよう、年に2〜3回の予定で趣向をこらした行事を行っていおり、ベット上で寝たきりの患者様にも楽しんでいただけるように、委員が各ベットを回って行うこともあります。
また、各病棟エレベーターを昇ってすぐの場所に毎月、季節に合わせた壁紙を作成しています。
毎月、1回レク委員会を開き、行事の検討や終了後も患者様に喜んでいただけたかなど、次へ繋がるように意見交換をおこなっています。
事務次長を委員長のもと各病棟の看護師、介護助手、クラークなどで運営しています。職員の接遇に対する意識の向上を図り、患者様及びご家族の満足度を高めて、円滑、適正なサービス提供が行えることを目的としています。
毎月1回の委員会で、各部署において現在問題になっている患者様に弊害のある問題点や、患者様、ご家族様からの苦情やご意見をくみ上げ、会議で検討し対応策や改善策を話し合っています。
サービス委員会主催での院内行事、年数回行われるクラシックコンサートの運営、進行なども行っています。
職種の垣根を越えて、病院職員が一丸となってよりよいサービスが提供できるように心懸けております。